スモーキングサベージのネタバレと感想とあらすじ【裏社会の殺し屋の復讐代行】

漫画名	スモーキングサベージ
著者・作者	岩城宏士
星で評価	4.5

スモーキングサベージのネタバレ

スモーキングサベージは、裏社会では有名なスモーキングという殺し屋集団の話です。

殺し屋と言っても、ヤクザに頼まれて人を殺害するような感じではなく、どちらかと言うと一般人でも事件等の被害に遭った人たちの復讐を代わりに行う殺し屋集団なんです。

主な登場人物は？

この漫画の主な登場人物は

• ホームレスになった元ヤクザ：九条
• スモーキングの長：佐辺
• 白髪のスモーキングメンバー：ミド
• 謎の兄弟：ヒロシとアカシ
• ガスマスクをした殺し屋：ヒフミン

それぞれ、かなり特徴があるキャラクターが登場しますが、皆、殺しのプロです。また、それぞれ様々な過去の秘密があり、漫画の中で徐々に明かされていきます。

ちなみに、ホームレスになった元ヤクザの九条は、スモーキングに憧れているだけで、途中からスモーキングのメンバーになります。

そして徐々に、ただの元ヤクザから人情味溢れるスモーキング集団の一人になっていく姿が漫画の見どころの１つです。

復讐代行

スモーキング集団は、ただ単の殺し屋ではありません。

• 様々な事件に巻き込まれた被害者や
• ヤクザに付け入れれた人達

などなど。

事件・事故に巻き込まれて加害者に恨みを持った人達が、スモーキング集団に殺しや復讐の依頼をしてきて九条やミドが代わりに被害者の恨みを晴らす物語。

一般的に、

• 警察や
• 裁判所（法律）

だけでは、被害者が本当に意味で恨みを晴らすことはできません。その辛い想いを理解したスモーキング集団が、彼らが出来ない復讐を代行して行っていく展開。

スカッとする内容もあれば、残虐なシーンを見ると「うわっ」となる感じもあります。グロさは、多少ありますが、そこまで酷い感じでもありません。

人情味溢れる殺し屋集団

要は、スモーキングは人情味が溢れる殺し屋たちなんです。

ただ単に、人を殺すことが目的じゃなく、法では本当の意味で捌けない加害者や犯罪者たちに対する被害者の無念を晴らすのが1番の目的なわけです。

これは、スモーキング集団の人たち自身の過去に関係しているわけです。それぞれ無念を晴らせない被害者たちの気持ちが理解できるからこそ、残虐なやり方で犯罪者たちを殺害することができるわけです。

スモーキングの手口は、冷酷だと思われていても実際はそうではなく、のばなしにされている犯罪者や元犯罪者たちを懲らしめる人情味溢れる殺しなわけです。

スモーキングサベージの感想は？

スモーキングサベージは読んでいると、人気漫画の「外道の歌」にも似ている気がします。登場人物は違えど、外道の歌の主人公たちのように

• 登場人物が様々な過去を持ち
• 被害者のつらさを理解し
• 被害者の無念を代わりに晴らす

そして、その手口は裏社会の人たちじゃないと出来ないような残虐なやり方（最終的には殺害）で復讐する展開がまさに瓜二つ。

テーマ自体が凄い似ていますが、それぞれ登場人物も物語自体は違いますので、外道の歌のような漫画とか、裏社会、復讐代行、殺し屋とかのテーマで描かれた漫画が好きな人は絶対に好きな漫画です。

ただ、絵が少し古臭い感じがします。

絵のタッチは、ナニワ金融道のような感じで昭和ぽいので、個人的には外道の歌のような絵のタッチの方が好みです。

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漫画名	スモーキングサベージ
著者・作者	岩城宏士
星で評価	4.5